循環器内科
当院では以前から心臓CT検査や心エコー検査を用いて心不全、心筋梗塞、狭心症、心臓弁膜症などの診療を行ってきましたが、2024年4月よりカテーテル治療が可能となり、積極的に冠動脈カテーテル治療、下肢閉塞性動脈硬化症の血管内治療、ペースメーカー治療などを行っています。狭心症、心筋梗塞に対するPCI(経皮的冠動脈形成術)は年間50例のペースで実施しています。安全安心に心がけて大きな合併症も見られていません。スクリーニング検査としての心臓CTやMRI検査も技師さんたちの努力できれいな画像が得られてきました。
一方で心不全や不整脈、動脈硬化に関しては、薬物治療の大きな進歩がみられ、当院でもカテーテル治療ばかりではなく、最先端の内科治療も同時に追求しています。
現在多くの循環器病の高度医療機関において血管内治療、観血的治療だけを目的としているという残念な状況がみられますが、当院においては循環器疾患の原因となる糖尿病や高血圧などの基礎病態にも有機的全人的な追求をして、リハビリ技師や栄養士の協力も得てハートチームとして2次予防にも積極的に取り組んでいます。