特定医療法人財団 大西会 千曲中央病院 特定医療法人財団 大西会 千曲中央病院 CHIKUMA CENTRAL HOSPITAL

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診療科のご紹介

整形外科

整形外科では以下の専門分野を開設いたしました。

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人工関節センター(膝関節・股関節)

 

~筋肉や腱を温存する仰臥位前外側アプローチ人工股関節置換術~ はこちら

 

当院では2019年7月に膝関節と股関節を対象とした人工関節センターを開設いたしました。

専門分野に特化した整形外科医と麻酔科専門医による麻酔管理、手術専門の看護師とで患者さんが安心して安全に手術を受けられるように全員が協力し手術に携わっています。人工関節置換術はクリーンルームで行い、術者は排気システムの備わったヘルメット付きガウンを着用し感染の予防に努めています。

主な対象疾患

膝関節疾患:変形性膝関節症、大腿骨内顆骨壊死

股関節疾患:変形性股関節症、大腿骨頭壊死症

外傷:   大腿骨近位部骨折

 

私たちが治療を行う際に最も尊重していることは、「患者さんの希望と意思」です。

レントゲンなどの画像で関節の変形があるからといって、それだけで手術を決めることは致しません。特に初診の際には症状や画像などで状態をしっかり把握した上で治療法についての説明を行います。手術や入院生活に関しては不安を抱えていらっしゃる患者さんがほとんどですので、治療法についてしっかり理解して頂いた上で、ご自身の意思で治療法を選択されることが望ましいと考えています。手術を受けるかどうかお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

 

当院における人工股関節置換術(MIS-THA)の特徴

人工股関節置換術(THA: Total hip arthroplasty)を受けられた患者さんには、痛みがなく歩行ができ、それまでできなかった旅行などを楽しみ、脱臼の不安がなくしゃがみ込みや農作業などもできるような生活を送っていただきたいと考えています。そのために当院では最小侵襲手術(MIS: Minimally invasive surgery)と呼ばれる方法で人工股関節置換術を行っています。

股関節周囲には関節包や靭帯、筋肉や腱など股関節を安定させるための様々な組織があります。従来の人工股関節置換術は手術時にそれらの組織の一部を切除してしまっていたため、術後脱臼の危険があり、しゃがみ込みなどの脱臼しやすい姿勢をとらないなど動作を制限する必要がありました。当院で行っているMIS-THAでは股関節周囲の支持組織を可能な限り温存することで、脚長差(左右の脚の長さの違い)を改善したうえで脱臼の危険性を極めて少なくすることを目指しています。

MIS-THAとは単純に皮膚切開が小さいだけの手術ではありません。現在当院で行っているMIS-THAはAntero lateral supine approach(ALSA:仰臥位前側方進入法)と呼ばれる手技で、股関節周囲の筋肉や腱を温存し、さらに関節包靭帯という脱臼の抑制に強く関与する組織の一部までも温存することができる方法です。また、術前の関節の動きが非常に悪いような患者さんには、関節の動きを改善するために症状に合わせて股関節周囲の組織の一部を選択的に緩める処置を行うこともできます。

 

手術前の準備

人工関節置換術の予定となった患者さんは手術に必要な検査を外来で行います。内容は血液検査、胸部レントゲン、心電図、呼吸機能などです。下肢静脈血栓の有無や心機能の評価なども内科と連携して行います。また、歯科とも連携し虫歯の有無や口腔内の状態の確認や治療を行います。ご高齢の方や基礎疾患をお持ちで手術に不安を感じていらっしゃる方も、術前にしっかりとした検査を行いますのでご安心ください。

 

3次元術前計画

適正な人工関節の機種選択と正確な設置のために、患者さん個々の術前のCT画像をもとに3次元で綿密な術前計画を行います。

 

 

入院中の生活

手術翌日から車いすに移乗する練習や歩行訓練を開始します。歩行は個々の状態にもよりますが、杖なしでの歩行や階段昇降、入浴の練習なども入院中に行います。また、当院で行う人工股関節置換術は脱臼の危険性も低いため、基本的には姿勢の制限はなく、しゃがみ込みなども許可しています。

早ければ手術後10日から2週間で退院することも可能です。しかし、退院時期には個人差があります。高齢で独居の方など退院後の生活に不安のある方は、無理をして入院期間を短縮する必要はありません。

 

手術後の生活

人工関節の手術により痛みが改善し脚長差も補正され、歩行能力が向上することが期待できます。旅行に行くことや温泉に入ること、ウォーキングや水泳などのスポーツや農作業なども可能ですが、転倒することがないように十分注意してください。

近年、人工関節材料の進化や改良により耐用年数が向上してきており、一般的には90%以上の人が約20年は再置換術が不要とのデータがありますが、活動性の違いなどにより耐用年数には個人差があります。人工関節に不具合が生じていないかを確認するために、術後3ヶ月、術後6ヶ月、術後1年で定期受診をしていただき、人工関節の状態を確認いたします。術後1年以降は、1年毎の定期受診にお越しください。

医師プロフィール

医師
森岡 進
平成14年 宮崎医科大学卒 
専門分野
股関節外科
膝関節外科
整形外科一般
所属学会
日本人工関節学会認定医
日本整形外科学会整形外科専門医
日本整形外科学会認定運動器リハビリテーション医
日本整形外科学会認定スポーツ医
身体障害者福祉法第15条指定医

 

 

脊椎脊髄外科

 2020年10月1日より、整形外科において脊椎脊髄外科専門外来および脊椎顕微鏡手術を始めさせていただくこととなりました。

 現在、脊椎外科手術といえば、ルーペや内視鏡によるヘルニア摘出術や除圧術であったり、インストルメント(金属を用いた固定術が主流となっていますが、何よりも大切な手術の安全性という点で、顕微鏡を用いた手術が非常に優れていると考えます。また最近特にいわれている手術の低侵襲化にも見合うものであり、小さい傷で筋肉や骨へのダメージを極力小さく抑えた手術が可能です。そして手術の主目的である神経の除圧という点でも、安全確実そして低侵襲に行うことができます。

 ヘルニア、狭窄症など多くの脊椎疾患に対して大概は顕微鏡手術で対応可能ですが、中には少数ですが、除圧だけでは対応しきれないものもあります。その場合インストルメントを用いた固定術を行うことがありますが、そのような手術も当科で可能です。

 始めから手術の話になってしまいましたが、手術に至るまでには当然ながら、まず診察をして正しい診断をする。次にくすり、コルセット、リハビリ等の保存治療を行う。そして保存治療で改善しない場合に手術を検討する。といったプロセスがあります。特に手術を決める際には、今の症状の原因は何か?手術をしない場合はどうなるのか?今回の手術で何が良くなって何が良くならないのか?手術の主な合併症は何か?等を患者さんに十分説明し理解していただくことが重要です。

 腰痛はもちろんのこと、首の痛みやこわばり、手足の痛み、しびれ、脱力などの症状のある方は、一度当科を受診されてみてください。

医師プロフィール

医師
矢澤 隆
平成6年 新潟大学医学部卒 
専門分野
脊椎脊髄外科
所属学会
整形外科専門医
脊椎脊髄病医
脊椎脊髄外科指導医
実績
脊椎手術 約3500件執刀(内 顕微鏡手術 約3000件)
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