理事長ご挨拶
千曲中央病院の歴史は、初代理事長・故大西益太郎氏が昭和21年故郷に大西医院を開業したことに始まります。 記録によるとこの当時「国破れて山河あり、故里の山に向いて言うことも無し、故里の山は有難きかな」の心境であったと言っております。
さらに益太郎は、医者にとって本当の幸福は健康で毎日患者さんのために働ける事であり、医者があって患者さんがあるのでなく、患者さんがあって医者があるべきことを肝に銘じ医療を続けておりました。その精神は前理事長である大西雄太郎により受け継がれ、その時代の風をよみながら激動の時代を度重なる増改築等によりここまでたどり着きました。
特定医療法人財団大西会は、法的に利潤は医療の普及と向上、社会福祉への貢献に還元しなければならない法人とされています。つまり私的な病院ではなく、限りなく公益性の高い病院に位置付けられております。 市民病院のない当地域において、地域社会が求めているニーズに応えるべくさらなる診療科及び診療内容の充実と、これまで以上に地域住民に親しまれ、信頼され、愛される病院を目指して、職員一同さらなる努力をしていきます。
地域住民の皆様の健康を守る「砦」として、地域の医療機関とも密接に連携しあい、地域医療・福祉の充実により一層貢献したいと存じます。
特定医療法人財団大西会 千曲中央病院
理事長・院長 大西 禎彦